冬至だった

明日は冬至
陰極まれば陽に転ず。

太極の本を読み返しながら、循環を考える。
十牛図
万物流転
無限ループ

果てしなく続く宇宙とこの世の果てについて考える。
生まれたのはいつなのか
時間とは何か
さて、私が死ぬとき死ぬのは誰か


お経のようだと言われたミッシェルが好きなのも
ソウルセットが好きなのも
16tonsが好きなのも

まさに深く響く読経の声に惹かれるのも
声明に包まれるのも
パイプオルガンの音色に溺れるのも

ロマネスコに見入るのも
月を探してしまうのも
洗濯機の水流に時を忘れてしまうのも

続いてゆく
終わりのない
いや始まったからには終わりはくるのか
そも始まりとはなんぞや
というループに身を任せて眠れないと言いながら
深い眠りにつくのだろう